2026/03/23 14:04

今回はEcuadorの農園について

実際にオンラインでも2種類扱っている農園




『La Marquesa』について



エクアドルのコーヒーと聞いて

まだ明確なイメージを持っている人は

そこまで多くないんじゃないんでしょうか?




今回このブログやオンラインストアが

そういった新しいものを知るきっかけに

なればいいなと思います!




てことで本題!!




●エクアドルのコーヒー事情について

●La Marquesa農園について

●現在オンラインで扱っている2種類について




このような感じで書いていきます!




まずは

●エクアドルのコーヒー事情について



今でこそ日本国内でも

エクアドルのコーヒーを見ますが

まだかなり少ない印象があります。




その理由として

大きく2つのことが要因なのかなと思います。




まず初めに影響してるのは生産量の少なさです。

コロンビアやエチオピアは

国の主要産業にコーヒーが

大きく関わっているのに対して

エクアドルは石油、カカオなどがメインで

コーヒーは国の主要産業ではなかったそうです。

生産の分母が少ない分

スペシャルティコーヒーなどの

ハイグレードなものの生産量は

他と比べると少ないみたいですね




もう一つは価格の問題

エチオピアやコロンビアは

自国通貨での販売に対して

エクアドルはUSドル経済なので

人件費や生産コストがドルベースで固定されるため

価格が上がりやすく日本のロースターにとっては

仕入れのハードルが高くなりがちなのかなと




ただエクアドル自体は

地理的にも気候的にも良く、標高も取れるため

栽培環境にかなり適しており

実際にカップクオリティは高いものが多い印象です!




その中の一つの農家

La Marquesaについてここからは話していきます!




農園はXimena(農園主ヒメナ)が2015年と経営をスタートした

比較的新しい農家です!

なのにもう結構有名なんですよね!




色んな理由はありますが

大きな特徴は生産から消費までの距離が極端に近いことかなと

大体コーヒー農園って家族みんなで経営しているイメージが強いんですけど




ここの農園主の父親は

長年生豆のバイヤーとして活動しており

コーヒーの流通について詳しかったり

弟(ウーベルjr.)はエクアドル国内のカフェを運営しており

農園で新しく作ったものをすぐに消費者に提供できる環境があります!




加えて近くの大学でコーヒーにプロセスおける発酵の研究を行っていたり

農園内に処理施設を管理していて

自分達のコーヒーだけでなく

周辺農家のコーヒーも精製も担う

いわゆるマイクロミルのような役割も担っています!




この構造によって


作る→焙煎する→提供する→フィードバックを得る

→改善する


このサイクルがとても短いスパンで回るようになります!




その結果

発酵プロセスの精度や

フレーバーの方向性のコントロールが

高いレベルで安定していて

今のLa Marquesaがあるのかなと思います!




まあいわゆる

from seed cupという言葉がありますけど

この農園はそれを単なる概念とかじゃなく

実際のオペレーションで機能させてる数少ない例かと!




ちなみに2023年のCOE(生豆の品質を競う大会)では17位に入賞しています。

トップ常連ではないですが

この体制を考えると

今後更に精度をあげていきそうなので

これから先がすごく楽しみですね!




最後に

●現在オンラインで扱っている2種類について!




まずはオンラインストアのカード番号〈19〉

品種Sidra

プロセスCarbonic Maceration Washedについて

(カーボニックマセレーション)




ここではプロセスについて

大きく深掘りすることはないですが

個人的な印象としてカーボニックマセレーションのコーヒーって

特有のカカオのフレーバーが大なり小なりあるイメージがありました。

特に今回のような価格帯のロットだと

プロセス由来のキャラクターが強く出て

やや重たさや発酵感を感じるケースがあったんですけど




このロットは比較的クリーンで

カーボニックマセレーションっぽい

カカオフレーバーを感じることなく

オレンジなどのシトラス系のフレーバーが主体的でした。




ただ単純に発酵が弱い!とかじゃなく

発酵のコントロールによって

ネガティブに振れやすい要素を抑えつつ

ポジティブな要素を引き出しているように感じました。




結果としてカーボニックマセレーションでありながらも

日常的に飲みやすく

プロセスに対する価値観みたいなものが良い意味で崩れるコーヒーでした。




次に2つ目

オンラインストアのカード番号〈20〉

品種Typica MejoradoとSidraのブレンド

プロセスWashed Experiment




こっちはさっきと真反対です!

テロワールとか品種の味ってよりプロセスから引き出された味がかなり強いです!




プロセスとしては

収穫後チェリーの状態で

乳酸菌、マンゴーエキス、パパイヤエキスを加えて3日間嫌気性発酵

その後パルピングして

さらにコーヒーチェリーモスト、ビール酵母を加えて3日間カーボニックマセレーション

そして最終的にはウォッシュドにしてます!




もう色々しすぎて、どの工程からどのフレーバーが出てるのかはわからないです笑




ただよく言われるインフューズドって

「ただフルーツつけてるだけでしょ」とか

「添加された不自然な味」ではない

計算された味わいがあり

口当たりや後味の余韻なども悪くなく

個人的には農園主の努力の賜物のように感じました!




これをエクアドルのコーヒーだ!!!って

押し出すつもりはありませんけど

純粋にコーヒーを飲み物として見た時に

可能性を感じるようなロットでした!




初めて

MilanやEl Palaiso飲んだ時のような感動があって

個人的には凄く嬉しかったです!

バリスタしてると当たり前や

普通の水準が上がる中で

久しぶり出会えたので!




てことで

ロットの紹介はこの辺りで!

1番下にこの2ロットのリンク貼り付けているので




最後に

エクアドルのコーヒーってまだ消費者からすると

馴染み深いものではないかもしれませんが

これをきっかけに少しでも

「え、こんなコーヒーあるんだ」みたいな

可能性を感じてもらえると嬉しい限りです!




La Marquesaのコーヒー

今回はインフューズに近いものを

個人のSNSでも推していましたが

ここまでプロセスを上手にする農家なので

数年後、色んな意味でエクアドルを代表するような

素晴らしい農家になっている気がします。




よければこの機会にどうぞ

カード番号〈19〉Carbonic Maceration washed

カード番号〈20〉Washed Experiment

2種セット 各30g